顧客や日報のインポート時におけるデータの書き方や制限について

インポートに必要なデータ準備のより細かい話や、インポート時に発生した警告やエラーについてまとめています

CSVデータの準備について

Maroudは様々な入力フォームを備えています。便利な半面、CSVとしてデータを用意するにはそれぞれの入力フォームのルールに従ってCSVデータを用意しなければなりません。
例えばレート入力なのに「晴れ」とか文字を入力したって駄目なのはわかりますよね?こういうルールをまとめてみました

また、写真入力フォームや署名入力フォームなどの、いわゆる「バイナリーデータ」はCSVで書き記すことができないため、インポート不可能となります。

名前
顧客のみ

名前はMaroudシステム上で利用されるため、CSVファイルにこのフィールドを用意することは必須です。 システム上は名前を空欄で登録可能なので、フィールドさえあれば値は空欄でも可能です

検索キーワード
顧客のみ

顧客データの並び順や検索で使用されます。 システム上唯一入力を強制するデータで、最低2文字以上の入力が必須です。 「/[]*~」の5文字は検索に利用できません。
担当者 顧客のみ
「スタッフ名」または「スタッフID」のどちらかで登録できます。担当者は1顧客に対し複数名指定できます。CSVファイルで複数の担当者を表すには、半角スペースで区切ってください。
名前でインポートする際の注意事項
  • 同姓同名のスタッフがいた場合、無作為で割り当てられます
  • スタッフの姓と名の間にスペースがあるとシステムが2名分のデータと誤認してしまうためインポート時はスタッフ名のスペースを削除してください

スタッフ名によるインポートは注意点が多いため、可能であればスタッフIDによるインポートを検討してください。 担当者の指定には「名前」と「ID」の2通りあります

例:スタッフ名によるインポート(CSV) 上田 田中 菊池
例:スタッフIDによるインポート(CSV) AE5hKR2xVsZWHz6l1ZtanRqKtwC3 v7lQWXSi2ISTceqghEEzuq45Wom2
担当者が不要であればこの項目は空欄にしておきます。
メモ 顧客のみ
500文字以内で入力してください。不要であれば空欄にしておきます。内部的には複数行テキストと同じです
日時 日報のみ
日報のインポート時にのみ指定します。入力形式は日付と時刻入力フォームと同じです。
日付の入力例(CSV) 1970/8/29 12:31 // 1970-08-29 12:31に変換されます 1995-1-6 16:38 // 1995-01-06 16:38に変換されます 2000-01-35 // 存在しない日付です。2000-02-04 00:00に変換されます 1986/3 // 形式上正しくありませんが、1986-03-01 00:00に変換されます 一九九〇 // エラーとなります。この他全角数字も利用不可
提出者名 日報のみ

基本的には「顧客インポート」にある「担当者」と同じ要領で指定しますが、日報の場合は1名しか指定できませんので注意してください

100文字以内で入力してください。不要であれば空欄にしておきます

住所項目は「郵便番号」と「住所」の2つのデータで構成されます。
郵便番号と住所の間を半角スペースで区切って入力してください。半角スペースは最初の1文字だけ区切りとして利用されます。
2回目以降の半角スペースは無視されるため、住所と建物名の間にスペースが有っても問題ありません

入力例(CSV): 100-0000 東京都〇〇地区〇〇 // ◀この入力が基本スタイルです 100-0000 東京都●●地区 □ビル 301-1 // ◀住所と番地の間にスペースが含まれても2度目のスペースなので無視されます  東京都□□地区 // ◀郵便番号を省略する場合は、先頭にスペースをいれます 100-1234 // ◀郵便番号のみの登録であれば、スペース不要です
〒(ゆうびんマーク)はつけないこと

選択肢として用意した単語とCSVデータ上の単語が一致するようにしてください
例えば回答が「男性」と「女性」の2種類用意されているケースでは、顧客CSV上に「男性」「女性」以外の値は警告が表示されます。

「男」はもちろんNG!なぜなら「性」の1文字が抜けてるからです
選択肢として用意した単語と一致させる必要がある点は前述の「選択肢単回答」と同じです。 単回答と異なり、複数回答が可能です。顧客CSVファイルでは、各選択肢の間に半角スペースで区切ることで複数の選択肢を表現します
入力例(CSV) 回答1 回答2 回答3 // 選択肢に含まれる項目の間に半角スペースを入れてください
選択肢自体にスペースが含まれているとうまく機能しません。注意してください

通常は2000文字まで入力可能ですが、インポート時の制限により500文字以内で入力してください。

CSVでは改行を表現できないため、改行したい箇所で<改行>と入力することで改行が入ります。

【<】も【>】も、全角ですよ。間違えないようにね
日付パーツは「時刻を含める」タイプと「日付のみ」の2種類あります。 日付のみの場合は、時刻が入力されていても無視されます。 逆に時刻を含めるタイプで時刻が省略されている場合、00:00が自動でセットされます 日付の形式は(年/月/日)の形式を用いてください。区切り文字には/(スラッシュ)や-(ハイフン)が利用できますが、インポート時には強制的に-(ハイフン)へ変換されます。
日付の入力例(CSV) 1970/8/29 12:31 // 1970-08-29 12:31に変換されます 1995-1-6 16:38 // 1995-01-06 16:38に変換されます 2000-01-35 // 存在しない日付です。2000-02-04 00:00に変換されます 1986/3 // 形式上正しくありませんが、1986-03-01 00:00に変換されます 一九九〇 // エラーとなります。この他全角数字も利用不可

「on」と書かれているデータにはチェックボックスがONの状態でインポートされます。それ以外はチェックボックスがOFFの状態でインポートされます

チェックボックスの入力例(CSV) on // チェックボックスがON // 空欄はチェックボックスがOFFとなります yes // on以外の文字はOFFとなります ON // 大文字は異なる文字として認識されますのでチェックボックスがOFFとなります

半角数値を指定します。漢数字や、全角数字だと警告が表示されます。
数値にカンマは含めないでください(CSVのカンマ区切りと誤認される)

数値の入力例(CSV) 1234 // 一般的な数値の形です。これはOK -40 // 負数も扱えます 1.456 // 小数点も扱えます 1,234 // カンマは含めないでください。エラーが表示されます 一二三四 // 数値として認識されません。警告が表示されます
レートは半角数値で表記してください またレートには最大値があり、最大値を超えた値は警告が表示されます。数値以外の値を入力しても警告が表示されます。
スライドの値は数値のため、半角数値で表記してください。(数値にカンマは含めないでください) レートには「最小値」と「最大値」があり、この範囲を超えた値は警告が表示されます。
10〜30のように、最小値・最大値の2種類のデータを記録します。CSV上では半角スペースを使って最小値と最大値を区切って表現してください。 スライド式入力フィールドと同様に上限と下限があり、この範囲に含まれている必要があります。
入力例(CSV) 1 7 // 最小値1、最大値7として登録されます

CSVファイルを解析中にエラーや警告が出力された場合

この手の作業は大体、何かしらのエラーや警告がでると相場と決まっています。
CSVファイルの解析で問題が発見されると、「エラー」と「警告」の2種類でユーザに通知します。

警告について

警告は黄色で表示されます。データが空欄であったり指定された値以外のデータが入力されたときに表示されます。
警告は無視してインポートすることができますが、警告されたデータは自動的に別の値に置き換えられる点に注意してください。
可能であれば警告も取り除いてからインポートするようにしてください。

エラーについて
エラーは赤色で表示されます。入力必須の項目が空欄であったり、フィールドの数が一致していない場合に表示されます。 エラーが表示されるとインポートを強行することはできません。エラーを確認し、問題の箇所を修正してください。

エラーや警告はインポート画面から確認が可能です。 インポートデータの解析中に発生した警告について 内容を確認の上、エラー・警告を修正してください。

その他のエラーについて

CSV顧客データの量が多すぎて発生するエラー

コンピュータの処理能力は上限があるため、Maroudではいくつかの上限を設定しています。

  • 一度にインポート可能なデータは500件まで
  • 1レコードの最大文字数は全項目で4000文字以内
  • 1項目の最大文字数は500文字以内

これらの上限に引っかかる場合は、複数回に分けてインポートを行ってください。

CSVのフィールド数と顧客テンプレートの項目数が一致しないエラーが発生した時

顧客テンプレートに使われている項目の数と、用意したCSV顧客リストのフィールドの数(列数)が一致しないとエラーが発生します。
前準備で紹介したように数を数えて一致しても、インポート時にエラーが出る場合は、次の点を確認してください。

チェックポイント1:顧客テンプレートに非表示項目が存在していないか確認する

もし隠し項目が設定されていると、CSVインポート時に隠し項目のフィールドも要求されます。そのため、隠し項目の表示を有効にした上で改めて項目の数を数えてください

顧客データのプレビューが文字化けしたり、プレビューがそもそも作成されない場合

ファイル形式が誤っている可能性が高いです。チェックすべき要点は2箇所です

  1. ファイル形式がCSV形式になっていることを確認する
  2. ファイルエンコードがUTF-8になっていることを確認する

CSVはエクセルで直接開けるので、一見するとCSVなのかエクセルなのか判断が付きません。
保存する際、必ず「ファイル形式をCSV(UTF-8)に変更する」ことを忘れずに。 エクセルで編集後、エクセル形式ではなくCSV形式に変換してください この問題は自前のシステムから顧客リストをCSVエクスポートしたときに発生しがちです。
特に一昔前のシステムでは文字コードがUTF-8ではなくShift-JISの場合があるので注意してください

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